セックスに勝るキス

2003年10月2日
 アリーのセカンドシーズンで、ついにビリーが
アリーへの募る気持ちに耐えられなくなり、いけないとわかっていながらキスをしてしまう。

自分勝手で自己満足で自分を非難しながらも、気持ちは止まらない。互いにそれがわかっていても、結局止められなかった。抑えきれなかった気持ち。

アリーが自己嫌悪に陥ったのは、セックスよりもただ、キスするだけで涙を流すくらい幸せだったことだ。

ビリーは自分のアリーへの気持ちを妻のジョージアに黙っていることに耐え切れず、打ち明けてしまう。
愛する妻への自分の罪悪に耐えられないから。
自分が楽になりたいから。


結局は自分のエゴだ。


けれど、2通りの選択のどちらも不幸な行く末であれば、「不幸中の幸い」を選択するしかない。だから話したんだろう。


ジョージア、可哀想過ぎてみていられなかった。


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男が女を、女が男を、
もしも複数愛してしまったならば・・・
そう考えると複雑である。

これが、片方が愛で片方が火遊びならまだわかるが、価値がつけられないほどの恋に落ちてしまったら、重症だ。

当人同士は恋のヒロインかもしれないが、
裏切られた方はきっと心に深い傷が残る。

誰しも浅くも深くも、多少の傷跡は持っているだろうけど、できることならこんな傷は作りたくはない。

恋をして恋をして恋をして、
幸せすぎて涙がでてくるようなあの気持ちは
いつしか薄くなって消えてゆくものなのだろうか。

自分もそういった人間になりつつあるような気がして怖い。恋愛経験は豊富だったとは思っているが、確信的な部分では本当に成長しているのかどうかわからない。けれど、その不安は高校時代に既に感じていたので、彼女ができると
「常に弱火でゆっくり」
これを何度も自分に唱えていた気がする。
燃え尽きるのが怖かったからだ。

そばにいるだけで、キスするだけで、
それだけで涙がでるほどの幸せ感って
きっと誰しもが永遠に抱いていたい気持ちなのではないだろうか。

人は慣れることでそれを失いかける。
だから怖い。ほんの少し悲しい。
「セックスのほうが気持ちいい。」
「今夜もしたい。」
より相手と交わりたい気持ちゆえの行為。
でも、それがいつしか惰性へと
変わったとき、きっと無意識の中で
針で突かれたような一瞬の痛みを感じてるんだろうなぁ。それが嫌だ。


本当の愛ってなんだろう。


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